日常のお手入れと保管について_00

日常のお手入れと使用上の注意

ご使用後は、ほこりをはらった後に毛並みに沿ってブラッシングをして、陰干しをしてください。 コート、ショールなどは、ハンガーにかけて型崩れをしないように注意してください。

  • 雨や雪などで濡れた場合は
  • 多少の雨、雪はミンクの刺毛(ガードヘアー)で守られますが、長時間濡れるような使い方は厳禁です。 濡れた場合は、できるだけ素早く、乾いたタオルなどでふき取ったのち、陰干しするようにしてください。

  • 汚れは固く絞ったタオルで
  • 汗などで汚れた場合は、固く絞ったタオルで毛並みに沿ってふき取った後、陰干ししてください。洗剤や消臭剤、薬品等を使うのは厳禁です。取り切れない場合や気になる場合は、専門のクリーニング店にご相談ください。

  • アイロン、スチームなどを使用しない
  • 毛皮は高熱に弱いです。裏地も含めてアイロンやスチームを使用しないでください。

  • 直射日光や日差しに注意
  • 毛皮は日差しによって変色が進む場合があります。外出時には、長時間日差しが当たるようなシーンでのご使用にはご注意ください。

  • ショルダーベルトや袖口の時計、バッグのこすれに注意
  • 少しの時間であれば、毛が倒れてももとに戻りますが、常態的に毛がつぶれるような使い方はしないでください。また、コートの上にショルダーバッグのベルトをかけたり、バッグや腕時計でコートなどの肘や袖がこすれるような使い方もお気をつけください。

  • 香水はつけない
  • 毛皮はニオイが移りやすいです。タバコの煙が充満するお部屋での着用や香水をつけてのご使用に注意してください。

  • クリーニングについて
  • 日頃の手入れが良くシーズン中に数回しか着用しない場合は、毎年クリーニングに出す必要はないですが、マフラーなど着用頻度が高く、肌に直接あたる面積が大きいものは、年に一度はクリーニングに出すことをお勧めいたします。根元からパウダーで洗浄する方法で、汚れをとると同時に毛が起き上がって見た目もよくなることが多いです。出されるときは、大手の専門チェーン店をおすすめいたしますが、お近くにない場合は弊社でもお取り次ぎいたしますのでご相談ください。


    保管するときの注意点

    基本はクローゼットに陰干しをおすすめします。ほこりがかからないように、ファーカバーや不織布などで上部を覆ってください。 通気性を保つために、毛皮が押し倒されないようにゆとりをもって収納できるようにしてください。 防虫剤は1種類つけてください。

  • 高温多湿、極端に乾燥する環境をさけること
  • 高温多湿、極端な乾燥を避けて、できるだけ人間が快適に生活できる環境と同等の環境下で保管してください(理想は湿度50%、温度10℃です)。

  • エアコンの風が直接あたる場所に置かない
  • エアコンの風によって皮が硬化したり劣化する可能性があります

  • 密封した状態で保管しない
  • 毛皮には適度な風通しが必要です。タンスの引き出しなどに小さくたたんで保管するのは毛皮の劣化を進める原因になります。

  • 蛍光灯や照明、日光があたるところに置かない
  • 長時間強い日差しや照明などによって変色が進む可能性があります。保管する場所に照明や日差しが入らないように注意してください。

  • 匂いのするものと一緒にしない
  • 保管時、香水、芳香剤などがそばにあるとにおいがつきやすいのでご注ください。